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在宅ワークの生産性を下げているのは、もしかして『寒さ』かもしれない

皆さん、こんにちは!窓からはじまる快適ライフ、温熱環境改善のプロフェッショナル 松本です。

在宅ワークをされている方、正直に聞かせてください。

冬の午前中、自宅での仕事がなかなか頭に入らない。指が冷たくてキーボードを打つのがおっくう。気づいたら午前中はメールチェックだけで終わっていた——そんな経験、ありませんか?

「自分の集中力がないだけ」と思ってませんか?

在宅ワークが当たり前になってきた今、自宅の作業環境って意外と整っていないものです。会社にいた頃は冬でも空調が効いていたから気づかなかったけれど、家で仕事をしてみて初めて、「うち、こんなに寒かったんや…」と気づく方は多いんです。

そして冬の寒さの中、ずっと座って仕事をしていると、肩が凝る、腰が痛い、指がかじかむ、頭がぼーっとする。「自分の集中力の問題かな…」と自己嫌悪に陥る前に、環境の問題かどうかを疑ってほしいんです。

もうひとつの落とし穴。「家の音」が集中を奪う

寒さと並んで、在宅ワーカーを悩ませているのが「音」です。

午前中、近所の犬が吠える。お昼前、宅配便のチャイム。午後、近所の家のリフォーム工事の音。夕方、子どもの帰宅と道路を走る車の音。Web会議の最中に、街頭宣伝車からのアナウンスが流れて、相手に「外出中ですか?」と聞かれてしまう。家族が同じ家でテレワークをしている場合は、お互いの会話や打ち合わせの声まで気になり始めます。

集中が一度途切れると、元の状態に戻るには平均20分以上かかる と言われています。1日に5回中断されれば、それだけで実質的な集中時間が大きく削られている計算です。


室温と作業効率の関係(研究データ)

アメリカ・コーネル大学のヘッジ教授(2004年)の研究によると、室温が15〜18℃程度に下がると、キーボードのタイピングミスが最大44%増える ことがわかっています。さらにフィンランドの研究では、10〜14℃の寒い環境では、タイピングのスピードが最大30%下がる という結果も。

これはオフィス環境の研究なので、在宅にそのまま当てはめるには注意が必要ですが、「体が寒さを感じると集中力が落ちる」のは、誰でも経験的にわかることだと思います。

「ウェルネスオフィス」という考え方

最近、企業の健康経営の文脈で「ウェルネスオフィス」という言葉が注目されています。働く人の健康と生産性を支える環境づくりを、5つの要素——音・光・温熱・空気質・運動 ——で整えていく考え方です。

このうち、内窓が一手で解決できるのが 「音」と「温熱」の2要素。在宅ワークで自宅をオフィス化するときに、効率よく環境を底上げできる打ち手なんです。

内窓には防音の効果もあります。一般的な単板ガラスの窓と比べて、外からの音をぐっと小さくできるので、Web会議中の生活音や、近所の工事音、深夜の車の音が気にならなくなる。家族が別の部屋で打ち合わせをしていても、外の音と内窓越しの音は性質が違うので、お互いの作業効率が守られます。


「働く環境への投資」を会社任せにせず自分でできる時代——という見方もできるかもしれません。

在宅ワーカーにとって、住環境への投資は「働く環境への投資」

よく「生産性が10%上がると年収換算で○万円」という試算が出てきますが、仕事の評価は室温や音だけで決まるわけではないし、職種によっても全然違います。そういった甘い計算はしません。

ただ、確実に言えることが一つあります。光熱費の削減は、在宅ワーカーにとって特に恩恵が大きい ということです。

第1回でお伝えした「年間2.4万円の冷暖房費削減」、これは1日の在宅時間が長い方ほど、効果が大きく出ます。1日中家にいる方なら、削減幅はもっと膨らむ可能性も。「働く場所」と「住まい」が同じなら、住環境への投資はそのまま「働く環境への投資」になるんです。

次回予告:介護離職リスクと断熱改修の話

次回はこのシリーズの最終回。「家族の看病・介護による離職・休職リスク」というテーマで、家全体の視点からお伝えします。

松本より愛を込めて 働く環境は自分でつくれます。住環境もその一つです。

次回もお楽しみに♪窓のこと、住まいのこと、どんな小さなご相談でも大歓迎です。

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